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私のイスラームに関する知識　とらえ方

私の場合、一般的日本人に多い無宗教というか多宗教系？
お正月には神社やお寺にお参りして、小さなころからクリスマスデコレーション、ケーキにプレゼント。結婚式は神前、葬式は仏前？近所の神社の氏子役員をしたり、困った時の神頼みで神社参拝、お守り買って、おみくじや占いを試してみる。
これらは宗教でもなく、風習的なものだと理解している。日常生活でなんとなく縁起を担いだり、神様に善悪を見られている感じに思うことがある。
小学生頃近所のキリスト協会の日曜学校に何度か通ったことがある。神父さんから神様のお話を聞いたり、賛美歌を習って歌い、クリスマスやイースターでお菓子をもらって喜んでいたことを憶えている。
中学・高校・大学とプロテスタントのミッションスクールを出たので毎朝の礼拝や聖書の授業でキリスト教の精神や歴史を少しは理解していると思う。
イスラーム教に関しては海外旅行で観光目的でモスクを訪れたことがあるくらいでした。ビジネスパートナーのエイボ氏がムスリムということは知っていたが、宗教の話は最近まですることがなかった。イスラームに関する本を片っ端から買って読み、その情報が確かなものなのかをエイボさんに尋ねることで少しずつイスラームを理解してきた。
宗教と人の物事に対する考え方は密接な関係があるので、特にそのあたりをよく知りたいので調べている。ムフンマドが神から啓示を受けたというイスラーム教の成り立ちなどは、読んでいて面白い。クルアーン（コーラン）はアラビア語で書いてあるものを一切翻訳してはならないという。神の前においてすべて人は平等。神に絶対的に帰依する。
平和を愛し、教養を高め、相互に助け合う精神が受け継がれていくのは素晴らしいことだと思う。きわめてシンプルな宗教というより社会システムと認識している。

日本人は宗教のいいところを見習い受け入れてきたので、学問として、これからさらに勉強をしていきたい。
人から人へと受け継がれる宗教は、人から学ぶのが一番、出会った人の人となりを見てその宗教を理解するのも大切だろう。

このようなことがありました。エイボさんを助手席に乗せて車が歩道を横切る時に、私の不注意で危うく事故を起こしそうになったことがありました。猛スピードで歩道を走る自転車がギリギリバンパーをかすめるようにすり抜け急ブレーキ「バカヤローどこ見て運転してるんだ！」と怒鳴って来たのです。「すみませんでしたと謝って、その場済みました」その時彼は私に「ごめんね　赤羽さん　私がもっと気を付けるべきだった」と謝ってきたのです。自分が原因だったかのように謝ったのです。こういう考え方をする人だったんだと改めて感心した。
彼の優しさ、相手を思う気持ちがすぐ行動になるのは教育、宗教の影響なのか？
彼の素晴らしい人間性に惚れ直した。
ここでは詳しく書かないが、彼の家族に対する責任感、子供への教育、しつけは素晴らしい。
仕事で忙しい中、かなりの時間と手間を掛けて面倒をみているのが良く分かる。

信仰を持つという習慣がない人に、それが自分の命より大切だという感覚は想像もつかない。法律の前に宗教がある国も多数あることも・・・

この世で何が正しいのか？誰が教えてくれるのか？導いてくれるのか？出会いや出来事が偶然か必然？
あらためて宗教とはなにか？考えてみたい。自分の魂の置場なのかな？


イスラーム的　心の置き方　考え方について
今の私たちの考え方が、すべて正しいとは思わないが、一般的に常識に思っていることが、そうでない場合がある。
約束は何としても守り通すもの。決めたことは一本筋が通り、よほどのことがない限り勝手に変更したりしない。
イスラームではこれは正しくない。逆に流動性を肯定している。常に変わる状況の中で物事は柔軟に適応する方が望ましいという観点から判断、決定する。私たちがせっかちなのか？最初に決めたことをやり通すことが美徳と考えがちだ。待ち合わせに遅れたというケースで、約束の時間に現れなくても許せるのがイスラーム的とすると、待っていた方の心の広さも大したもんだが、予定が狂いすべて台無しになってしまっても文句も言わず。すべてを受け入れ調整しなおすことを優先するとしたら、確かに優しい行いのように思える。経済優先で時間はお金みたいな考え方の常識は、こころの貧しい社会での常識なのだろうか？
当たり前と思っていることに疑問を感じない方が心にゆとりもなく、物事を考えたり、自分の判断で行動ができない人間なのかもしれない。

今までの僕の考え方
心の平安を求めて　まじめに働き、家族の生活を支え、いざという時のために貯金をして、健康に明るく暮らす。
仕事やお金を稼ぐことが美徳で？お金がほとんどの欲望を満たす道具になる。経済活動が安定継続するこてで不安を消し去ることができる。　
会社の経営状態が悪くなると、世の中真っ暗状態になる。必死に解決策を模索してきた。
周りの方々の力添えでこの不景気の中、何とかやって来れた。
自分を見つめて、今までのやり方を省みて、基本に帰り仕入れ先や客先・市場に足を運んで商材や顧客を発掘する。新しいサービスや商材に巡り合い提供することができた。いつか努力は報われるという信念で行動を持続してきた。

医食同源　イスラームの教え
エイボさんに何気なく、頭痛や風邪の時にどのように対処しているかを尋ねた。体調が悪くなったら、まず何も食べずにじっとするという。すべての病気（体調不良の原因）はお腹の中で作られるという。お腹を休ませると、自然に体調がよくなると信じている。
このことはコーランに書いてある教えの一つという。
私が今実践している健康法そのものだったのでビックリした。
犬も猫も体の具合が悪くなると何も食べずにじっとして、体がガリガリにやせ細ってもじっと耐えているが、やがて元気を取り戻し健康になる。私たち人間も同じメカニズムを持っているんだろう。食欲がないという状態は胃腸を休ませ、全身で病気を治すことに集中し始めたところなのだろう。自然治癒力を十分に発揮することを妨げてはならない。

痛みが出たら痛み止め、熱が出たら解熱剤、食欲不振に栄養剤これらはすべて間違いだろう。

成人病の原因は食べすぎ、飲みすぎ、偏食など間違った食生活から発生する。正しい食生活そのものが病気予防に繋がる。食生活習慣病と言ってもいい。薬より知識が治療や予防に効果がある。食品の栄養、ビタミンや酵素の働きをよく理解することが大切。正しい食べ物を正しく食べれば腸内で善玉菌と悪玉菌が戦って体を健康に維持してくれるというイメージ。
合成食材やアルコール、遺伝子組み換え食品などは合法であるが、体に良い食物ではないと思う。
運動不足やストレスこれも病気の発症に関連する。
1日５回のお祈り、その時の所作、その前の手足顔口をきれいに洗浄すること、すべて健康のために良いことではないか？
日本では腹八分目という教えがある。腹いっぱいは食べすぎ状態で体に良くない。消化に負荷が掛かりすぎて細菌などに対する抵抗力が落ち、無防備に近い状態になる。消化に体力集中し眠くなる。
イスラームの教えでは腹六分目で食べるのをやめ、その隙間に水と空気が入る余裕を保持するという。
水も空気も大事な栄養と考えるという。
私の健康法でも1日2リットルの水を飲むのが理想、きれいな空気たくさんすう（腹式呼吸）これも的を得ている

断食にも健康な体に戻す意味があるという
大きくなった胃をもとの大きさに戻すという。
正にファスティングという健康法と同じ根拠

知れば知るほど素晴らしい宗教と感じる
もっと知りたくなる　

いろいろな分野の学者、研究者がイスラーム教に改宗するというが、おそらく研究の結果や要素がコーランのなかに記載されている内容を似ていたり、そのものだったりするからなのだろう。
人ではなく神の教え　と信じることができる